Appleが、iPad Pro (12.9-inch)用に発売する、カバー付きキーボード「Smart Keyboard for 12.9-inch iPad Pro」をチェックしてみました。

iPad Pro (12.9-inch)専用のASCII配列キーボードで、iPad Proの側面にあるSmart Connectorに接続して使用します。

なお、iPad Pro (12.9-inch)は、ASCII (英語) 配列キーボードでローマ字入力ができる「QWERTY-JIS」配列が利用可能となっています。

初代iPadが発売された時に「Apple iPad Keyboard Dock」が発売されており、Apple純正のiPadキーボードとしたは５年ぶりの新製品となります。

左下角に入力言語切り替えを行なう「地球アイコン」キーが搭載されています。

なお、初代iPadの時はJIS配列も販売されていましたが、今回はASCII (英語) 配列キーボードのみとなっています。

本体の重さは約340gでした。

ホーム画面に戻るキーは有りませんが「Sift + command + H」というショートカットキーが利用できます。

サイト上の写真を見ると表面はシリコン素材風に見えますが、実際は耐久性の高い一枚のファブリック素材から作られています。

素材上には、レーザーアブレーションによって一つひとつのキーが形成されています。

キーを押すとファブリック素材も追随するようになっています。

この高い気密性を保ちつつ、キータッチ上中の空気を調整するために、上部２箇所の角に空気穴が設けられています。

ポケッタブルマグナビューワーを使ってマグネット実装状態をチェックしてみたところ、ロックのためのマグネット位置は、iPad Air 2と基本的に同じでした。

Smart Cover for 12.9-inch iPad Proと同様に、iPad Pro Smart Keyboardを閉めると画面のロック／ロック解除が働きますが、マグネットは２段折りの大きいキーボード裏側に相当する１段目に入っています。

iPad Pro (12.9-inch)にSmart Keyboard for 12.9-inch iPad Proを装着して、カバーを閉めてみました。

キーボード部分が一緒のため段差がありますが、Smart Cover for 12.9-inch iPad Proを使用している状態と基本的に同じになります。

Smart Cover for 12.9-inch iPad Proは、チャコールグレイとホワイトの2色がラインアップされているのに対して、Smart Keyboard for 12.9-inch iPad Proは色が１色しか用意されていないのが残念です。

Smart Keyboard for 12.9-inch iPad Proの重さを量ってみたところ、334gでした。

iPad Pro (12.9-inch) Wi-Fiの重さは713gなので、合計1,047gとなり、最も軽いMacであるMacBook (Retina 12-inch, Early 2015)の重さ920gよりも重くなる感じです。

Smart Cover for 12.9-inch iPad Proと同じく、一番上の層は耐久性の高いポリウレタン製で、一番下の層は柔らかなマイクロファイバー製の裏地が採用されています。

Smart Keyboard for 12.9-inch iPad Proを畳んでいる時には、この裏地が画面を保護しながら、画面をきれいな状態に保ってくれます。

フォトスタンドモードにする場合のスタンド構造は、Smart Cover for 12.9-inch iPad Proとは手順が異なります。

おそらく、多くのユーザーは、折り畳むのに慣れるまで時間が掛かると思いますし、付属するマニュアルにも、折り畳む手順が細かく記されています。

Smart Connectorは３つの接点で構成されており、ロジクールのキーボード「Logicool CREATE Backlit Keyboard Case for iPad Pro」など、他社製キーボードなどでも利用可能なコネクタとなっています。

Smart Keyboard for 12.9-inch iPad Proのキーボード上にMagic Keyboardを重ねてみました。

すると、縦幅はピッタリで、横幅はiPad Pro (12.9-inch)のボディ幅に合わせたサイズ分大きいですが、キーがある部分自体のサイズは同じであることが確認出来ます。

キー配列はASCII (英語) 配列キーボードですが、iPad Pro (12.9-inch)では、iOS 9.1のキーボードとして「英語（日本）」が追加されています。

このキーボードは、「QWERTY-JIS」配列が利用可能で、JIS配列キーボードでローマ字入力する場合とは異なり、ASCII (英語) 配列キーボードでローマ字入力ができるキーボードとなります。

これにより、Smart Keyboard for 12.9-inch iPad Proのキー配列のままローマ字入力を行なうことが可能となっています。

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