iPad Pro (9.7-inch)と、iPad Pro (12.9-inch)、iPad Air 2とを比べてみました。

サイズは、高さ240mm、幅169.5mm、厚さ6.1mm、重さ444g（Wi-Fi + Cellularモデル）で、iPad Air 2と共通となっています。

なお、新色として追加されたのはローズゴールドになります。

Wi-Fi + Cellularモデルの場合、携帯電波を受信するアンテナ部分のデザインが変わり、iPad Pro (9.7-inch)ではボディ同色となりました。

白いラインが入っているのは、Wi-Fi版とWi-Fi + Cellular版との違いが直ぐに分かるためだと考えられます。

iSightカメラ回りは、iPhone 6sなどと同じセンサーになり、大型化したため、撮影画角調整のため長いレンズに変わり、本体から飛び出ています。

また、True Toneフラッシュが搭載されています。

ノイズキャンセリングマイクなどの位置は同一となっています。

iPad Pro (12.9-inch)同様に４スピーカー構成となり、上部にもスピーカー穴が空けられています。

iPad Pro (12.9-inch)の場合、穴が９個なのに対して、iPad Pro (9.7-inch)は７個となっており、音量差があります。

背面にある「iPad」のフォントが、iPad Pro (12.9-inch)までは太いフォントだったのに対して、iPhone 6s・iPhone 6s Plusで採用された細いフォントに変更されています。

iPad Pro (9.7-inch)の側面にはSmart Connectorが装備されています。

これはiPad Pro (12.9-inch)と共通サイズのため、Smart Keyboard for 9.7-inch iPad Proだけでなく、Smart Keyboard for 12.9-inch iPad Proを接続して、キーボード入力などを行うことが可能です。

iPad Pro (9.7-inch)とiPad Air 2とでは、nano-SIMスロットの位置が異なります。

nano-SIMトレイは共通となっています。

なお、iPad Pro (9.7-inch) with Wi-Fi + Cellularモデルは、Apple SIMが別に内蔵されています。

iPad Pro (9.7-inch)は、iPad Proシリーズのみ利用可能な「Apple Pencil」が使用できます。

Bluetoothペアリングは、iPad Pro (12.9-inch)と共通で、Lightningコネクタに接続して行います。

iPad Pro (9.7-inch)では、iPad Pro (12.9-inch)のiOS専用機能は利用できません。

また、ソフトウェアキーボードはiPad Air 2と共通で、iPad Pro (12.9-inch)のソフトウェアキーボードのレイアウトは利用出来ません。

iPad Pro (9.7-inch)は、広色域ディスプレイに加え、先進的な4チャンネルの環境光センサーを使い、周囲の光に合わせてディスプレイの色と明度を自動的に適応させる「True Toneディスプレイ」機能が搭載されています。

これは、ソフトウェアで機能する「Night Shift」とは別で、設定でオン／オフが可能です。

iPad Pro (9.7-inch) with Wi-Fi + Cellular（A1674モデル）には、本体内にApple SIMが内蔵されています。

従来のnano-SIMトレイも装備されており、iPadが対応している4G LTEネットワークと通信事業者のnano-SIMカードとの併用が可能です。（Apple SIMを内蔵しないA1675モデルもあります）

Lightning - USB 3カメラアダプタ、Lightning - SDカードカメラリーダーを使用する場合、iPad Pro (12.9-inch)ではUSB 3接続（最大5Gbps）ですが、iPad Pro (9.7-inch)では、iPad Air 2などと同じ、USB 2接続（最大480Mbps）となります。