ArsTechnicaが、AnandTechの創業者で、AppleにヘッドハンティングされたAnand Shimpi氏と、Appleのワールドワイドマーケティング担当シニアヴァイスプレジデントPhil Schiller氏へのインタビューを掲載しています。

A12X Bionicは、CPUはARMv8-Aベースの4つの高性能コア（Vortex）と4つの高効率コア（Tempest）が搭載されていて、これら８コア全てを実行することが可能になった最初のチップだそうで、これによりA10Xよりも最大90％の改善が見られるそうです。

A12X BionicのGPUは、A10Xと比べて１つ増えた7 Core仕様で、7nmプロセスへの移行によって可能になったそうで、Anand Shimpi氏は、Microsoft Xbox One S同等の性能だと話したそうです。

A12X Bionicに搭載された8 Core仕様のNeural Engineについては、以前のiPad Proに搭載されていたチップには搭載されていないエンジンで、クラウド上に上げて処理するのではなくローカール上で処理することで、プライバシーの保護やトラフィックの低減など、様々なメリットが生まれているそうです。

Mac用にIntel CPUに変わる独自チップを開発しているという噂について質問されると、将来のことに関しては語らないとし、各チップ開発チームは、週に何回も会議を行いディスカッションすることで、新しい問題や製品の方向性などの議論が盛んに行われているそうです。