AllThingsDが、AppleがGoogleマップを止めて独自マップに切り替えたのは、GoogleがAndroid端末向けに提供している「Googleマップ」が提供している音声ガイド付きルート案内機能に必要なデーターを、Googleは、iOS向けに提供することに難色を示し、これが最大の原因となって関係が悪化し、AppleはGoogleとの契約を残したまま独自マップに切り替える事を決断したようだと伝えています。

Googleは、膨大な投資によって開発されたAndroid端末のキーとも言える機能を単に提供することを拒み、最初はアプリにGoogleの商標を加える事を提案したがAppleは拒否し、Google Latitudeを加える事も提案したが、これもAppleは拒否したようです。

Appleは6月のWWDC 2012で独自マップを発表し、この荒っぽい移行を実際に始めた事で、その道のりが簡単ではないことをAppleは知ったが、これによる打撃は単にAppleだけではなく、Googleマップを使用していた最大のモバイルプラットフォームを、すでに１億台もGoogleが失ってしまったことも打撃だろうと考えられるそうです。