MacZoo11 in Tokyoにおいて、イトーキが、敷かれたシート内でしか無線LANを利用出来ないようにする「LAN Sheet」の展示を行っていました。

仕組みは、LANケーブルの信号を無線LAN信号に変換するアクセスポイントと、アクセスポイントから出る電波を効率的にLANシートに流す近接コネクタ（アンテナ）を使い、シート内の誘電層を進み、無線LAN電波がメッシュ層より染み出すという仕組みで、広範囲に広がる無LAN電波を、シートによって近距離制限をかけるような製品だと考えると分かりやすいと思います。

この製品は、複数の有料無線LANサービスが飛び交う羽田空港でも導入されているそうです。

あと、キャドセンターの「ジェスチャーコントロールソリューション」を使ったLAN Sheet応用例も紹介していました。

これは、画面上に表示された企業ブロックをタップすると、その企業のカタログが、LAN Sheet内にあるiPadに転送されるというソリューションで、展示会で大量に配布されるカタログをペーパーレス化しつつ、その場だけで配れるといった用途で使えるそうです。