China Economic Newsが、シティグループ証券のJ.T. Hsu氏は、Taiwan Semiconductor Manufacturingが、１〜２年後に、20nmプロセスのApple用quad-coreプロセッサ製造を開始する唯一の製造元になるかもしれないと予測したと伝えています。

今年の８月にTSMCの20nmプロセス製造を検証し、11月から試験生産を開始する可能性があり、2013年第４四半期から量産を開始することになるようです。

Appleが、2010年に買収したテキサス州の半導体設計企業Intrinsity社によって開発が行われており、Appleとの契約は低いマージンを要求されるため、TSMCは契約を拒んでいたが、Kinsus Interconnect Technologyと相互関係によって、quad-coreプロセッサ（原価約15ドル）を10%引き下げるだろうと予測し、サムスンへのプロセッサ製造によるコスト高な非効率部分を解消すると考えられるそうです。

ちなみにTSMCが明らかにしているプロジェクトとして、2012年に20nmプロセス製造、2014年に16nmプロセス製造だと記されています。

関連エントリー
・Bloomberg：AppleとQualcomm、独占供給に伴う投資をTSMCから拒否されていた
・TSMC、28nmのHPMプロセスARM Cortex-A9デュアルコア・プロセッサチップで、3.1GHzの性能を達成したと発表
・DigiTimes：TSMC、Appleからの需要を見込み、20nmチップ生産ラインを計画中？
・The Korea Times：Apple、サムスン製A6 quad-core モバイルプロセッサの供給について交渉中？
・CENS.com：TSMC「A6」プロセッサの試験生産を開始？
・Ars Technica：TSMC、Appleの「A6」プロセッサ生産の委託を受ける？
・DigiTimes：Apple、TSMCにA5プロセッサの生産を発注する見込み？
・TSMC、今月から次期iPhone関連の製造を開始？