Mac Studio (2022) をチェック
Mac Studio (2022)
Appleが、2022年3月18日から販売を開始する新型Mac「Mac Studio (2022)」をチェックしてみました。
Apple M1 MaxチップまたはApple M1 Ultraチップが搭載されています。
幅と奥行きはMac mini (M1, 2020)と同じ19.7 cm x 19.7 cmで、高さはMac mini (M1, 2020)よりも5.9 cm高い9.5 cmとなります。
Mac Studio (2022):前面
Mac Studio (2022)の前面には、SDXCカードスロット(UHS‑II)が装備されています。
また、M1 MaxモデルはUSB 3.1 Gen 2仕様のUSB-Cポート(最大10Gb/s) x 2、M1 UltraモデルはThunderbolt 4/USB 4(最大40Gb/s)ポート x 2が装備されています。
Mac Studio (2022):背面
Mac Studio (2022)の背面には、Thunderbolt 4/USB 4(最大40Gb/s)ポート x 4、10Gb Ethernet RJ45ポート、3Pタイプの電源コネクタ、USB-A(最大5Gb/s)ポート x 2、HDMI 2.0ポート、3.5mmヘッドフォンジャック、電源ボタンが装備されています。
Mac mini (M1, 2020)の背面のポート回りは、黒いポートカバーが装備されていますが、Mac Studio (2022)は筐体削り出しによるポートホールが設けられています。
Mac Studio (2022):底面
Mac Studio (2022)の底面には、Mac mini (M1, 2020)にはない排熱システム用の空気を取り込むパンチングホールが、背面カバーの回りに円を描くようにデザインされています。
また、セキュリティスロットが1つ用意されています。
Mac Studio (2022):電源コード
Mac Studio (2022)には太い編込ケーブルを採用した3Pタイプの電源コードが付属しています。
コンセント部分は、アメリカで販売されるモデルは3ピンプラグ形式ですが、日本で販売されるMac Studio (2022)にはアースケーブル付き2ピンプラグ形式の電源コードが付属します。
Mac Studio (2022)の最大消費電力(連続使用時)は370Wで、Mac mini (M1, 2020)の150Wと比べ倍以上となります。
Mac Studio (2022)とApple Studio Display
新型27インチ5Kディスプレイの傾きを調整できるスタンド搭載モデル「Apple Studio Display」のディスプレイ下にMac Studio (2022)を配置してみました。
Apple Studio Displayのディスプレイ底面に当たることがない、余裕を持った高さで設計されているようです。
Mac Studio (2022)/Apple Studio Display/Apple Pro Display XDR
Mac Studio (2022)にApple Studio DisplayとApple Pro Display XDRを接続してみました。
Mac Studio (2022)は、USB-C経由で最大4台のPro Display XDR(6K解像度、60Hz、10億色以上)と、HDMI経由で1台の4Kディスプレイ(4K解像度、60Hz、10億色以上)の最大5台のディスプレイを同時サポートしています。
Mac Studio (2022):カードリーダー仕様
システム情報でMac Studio (2022)のカードリーダー仕様を確認したところ、内蔵SDカードリーダーは、MacBook Pro (14-inch, 2021)/M1 Maxのリンク幅はx1、リンク速度は2.5GT/s(250MB/s)と比べ、リンク幅はx1、リンク速度は5GT/s(500MB/s)とリンク速度がアップしていました。
Mac Studio (2022):Broadcom BCM4387
システム情報でMac Studio (2022)のWi-Fi/Bluetooth SoCを確認したところ、iPhone 13やMacBook Pro (2021)と同じ「Broadcom BCM4387」が採用されていました。
Mac Studio (2022):Apple AQC113
システム情報でMac Studio (2022)の10Gb Ethernetコントローラーを確認したところ、Marvell製のApple専用PCIe接続「Apple AQC113」コントローラが採用されていました。
Apple Studio Displayがネットワーク接続用ダウンストリームUSB-Cポートを装備しているため、Apple Studio Displayが Ethernetデバイスとして認識されていました。
Mac Studio (2022):APPLE SSD AP2048R
Mac Studio (2022)/M1 Max/64GB/2TB SSDのCTOモデルのSSDは、MacBook Pro (2021)/M1 Maxモデルの2TB SSDと同じ「APPLE SSD AP2048R」が搭載されていました。
Mac Studio (2022):USB
システム情報でMac Studio (2022)/M1 MaxモデルのUSB仕様を確認したところ、M1 MaxのThunderbolt 4コントローラに加えて、前面のUSB 3.1 Gen 2仕様のUSB-Cポート(最大10Gb/s) x 2、背面のUSB-A(最大5Gb/s)ポート x 2用に、ASMedia TechnologyのUSBホストコントローラー「ASMedia ASM3142」が使用されていました。
Blackmagic Disk Speed Test
Blackmagic Disk Speed Testを使用して、内蔵ストーレジ性能を計測してみました。
結果は「Write:4560MB/s、Read:5335MB/s」でした。
Mac mini (M1, 2020)の内蔵ストレージ性能は「Write:2213MB/s、Read:2877MB/s」でしたので、約2倍の性能があります。
執筆:大石結花
