Geekbenchを使って、店頭展示が開始されたMac Pro (Mid 2010)のベンチマークを計測してみました。

今回のMac Pro (Mid 2010)のプロセッサラインナップは、B.T.O.を含めて６種類あり、全てを計測することは出来ませんでしたので、@TELLA_Dさん、mono-logueさんの協力や、Geekbenchに投稿されたデーターの中から、メモリー構成が標準のままか、増設が少ない物をピックアップしています。

ベンチマークデータを見ると、12-Coreモデルの性能がとても高いことが分かります。

計測は、Geekbench（64bit）のみでピックアップしています。

・Mac Pro (Mid 2010)/2.93GHz（Xeon X5670）12-Core（8GB RAM）
・Mac Pro (Mid 2010)/2.66GHz（Xeon X5650）12-Core（8GB RAM）
・Mac Pro (Mid 2010)/2.4GHz（Xeon E5620）8-Core（6GB RAM）
・Mac Pro (Mid 2010)/3.33GHz（Xeon W3680）6-Core（6GB RAM）
・Mac Pro (Mid 2010)/3.2GHz（Xeon W3565）Quad-Core（6GB RAM）
・Mac Pro (Mid 2010)/2.8GHz（Xeon W3530）Quad-Core（3GB RAM）

比較参考ベンチマーク
・Mac Pro (Early 2009)/2.26GHz（Xeon E5520）8-Core（6GB RAM）

Geekbenchでは、GPU回りの計測が出来ないので、次にXbenchを使って、グラフィック回りのみのベンチマークを計測してみました。

なお、同じMac Pro (Mid 2010)を使って、ATI Radeon HD 5770、ATI Radeon HD 5870の計測が出来ていません。

ATI Radeon HD 5870は2.4GHz 8-Coreにて、ATI Radeon HD 5770は3.2GHz Quad-Coreと2.8GHz Quad-Coreの２つにて、NVIDIA GeForce GT 120は2.26GHz 8-Coreにて計測を行っています。

CPU性能によって計測結果が違うため、正確なデータとは呼べませんが、NVIDIA GeForce GT 120と比較して、ATI Radeon HD 5770/5870は、約1.4倍以上の性能があるようです。

今回は、Xbenchのトータルスコア計測を行い、Mac Pro (Early 2009)/2.26GHz（358,800円）とMac Pro (Mid 2010)/2.8GHz（228,800円）との性能比較も行ってみました。

その結果、Mac Pro (Mid 2010)/2.8GHzは、Mac Pro (Early 2009)/2.26GHzと比較して、約1.3倍性能差があることが分かり、Mac Pro (Mid 2010)のコストパフォーマンスの高さが確認できます。

Mac Pro (Mid 2010)/2.8GHz（Xeon W3530）Quad-Core/3GB/1TBHD/ATI Radeon HD 5770
Mac Pro (Early 2009)/2.26GHz（Xeon E5520）8-Core/6GB/640GBHD/NVIDIA GeForce GT 120

また、新しいMac Pro (Mid 2010)は、サポート情報「Mac Pro (Mid 2010)は、デフォルトで64 ビットのカーネルが使用される」にあるように、デフォルトで64 ビットのカーネルが使用されることも確認出来ました。

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