BGRが、Appleは、Apple Storeスタッフを含めた全従業員123,000人に対してAgileBitsのパスワード管理アプリ「1Password」を提供する計画だと伝えています。

同アプリはサブスクリプション式を導入しており、導入はエンタープライズ版を採用したと考えられます。

iOSやmacOSにはキーチェーンという同様の機能がありますが、Windows、Androidにも対応し、管理者から権限の管理やカスタムセットアップ、使用状況のログ追跡、Active DirectoryとOktaとプロビジョニング管理することができるなど、企業導入が進んでいるユーティリティです。

今週から100人の従業員が利用可能になっていて、今後１〜２ヶ月以内に全従業員が利用可能になるそうです。

BGRはこの動きに対して、AppleはAgileBitsを買収するのではいか？と予想していますが、AgileBitsは即座にこれを否定するコメントをツイートしています。

Appleは、多くのIT企業が導入しているSlackやOffice 365、業務提携したSAP、専用ドメイン運用によるBoxなど自社ツール以外にも多く導入していますが、iOSやmacOSなどシステムまたはサービスとして顧客提供するソリューションとして買収した方が良いと判断した場合、買収することは何度もあります。

こうした顧客向けサービスの場合、Appleは買取り契約が基本で、サブスクリプションまたは従量制などの契約を行わない方針であるため、今回の場合は業務効率の改善が目的だと考えられます。

Rumours of my acquisition are completely false. My humans and I are happily independent and plan to remain so.

— 1Password (@1Password) 2018年7月10日