DigiTimesは、Intelが行った「2020年第2四半期の決算報告」の中で、7nmプロセスCPUについて説明し、おもに歩留まりが要因となり社内目標に対して約12カ月の遅れが出ており、これにともなって製品化時期も約半年遅れると明らかにしています。

カンファレンスコールの中で、同社のXe GPUアーキテクチャに基づいた、HPC/AIアクセラレーション向けに最適化された7nmプロセス製造の汎用GPU「Ponte Vecchio」に関して、自社プロセスルール製造だけでなく外部プロセスルール製造を利用して、2021年後半または2022年初めにリリースされる予定だと説明したことで、この外部プロセスルール製造は、TSMCのことだろうと考えられているそうです。

業界筋によると、TSMCの5nmと3nmのEUV露光技術は、IntelのCPU設計のために検証されていて、また、Intelは、2021年にTSMCの6nm EUVプロセスをGPUシリーズの少量生産に使用すると予想されていると話したそうです。

IntelのCPU向けTSMCによる製造は、2022年後半以降に商業規模に達する可能性があると予想されていて、TSMCは、5nmプロセス技術が今年のウェハ総売上高の約8%を占めると予想しており、また、同ファウンドリは、5nmノードの延長線上に4nmを導入し、2022年の量産を目標にしており、3nmプロセス技術を2022年後半に量産に移行する方向で進んでいると情報筋は話したそうです。